特許翻訳専門講座
特許翻訳専門講座
1.開講趣旨
基礎から始めてプロの特許翻訳者になるための講座です。まず、特許実務について説明します。特に、弁理士が明細書やクレームを書くときにどのようなことに注意しているか、出願後に補正可能な範囲、出願が拒絶された際の対応、電子出願の方式要件等を説明します。次に英文クレームの構造や英文明細書の内容を説明します。さらに、英文の中間処理について説明します。クレームや明細書、中間処理等に頻出し、暗唱しておくべき例文を「特許翻訳暗唱例文」として提示します。最後に、翻訳支援ソフト(色deチェックとTrados(いずれも商品名))の使用方法について説明します。内外出願(和文英訳)のみならず、外内出願(英文和訳)の特許翻訳についても説明します。題材自体は、バイオ、化学分野が多くなりますが、大半は、普遍性があって電気電子分野、機械分野においても役立つ内容であると考えております。
2.推奨される受講対象者
プロの特許翻訳を目指される方(分野問わず、文系理系問わず)。
3.講義内容
- 日本の特許実務
- 特許翻訳の準備
- 英文出願書類の概観
- 英文クレームの基本構造
- 英文明細書の内容と頻出表現
- 外内翻訳の注意点
- 中間処理(意見書、補正書)の英語
- クレーム、明細書、中間処理に頻出する特許翻訳暗唱例文
- うっかりミス発見ソフト(色deチェック(商品名))の使用方法
- 翻訳メモリーソフト(Trados(商品名))の使用方法
(i) 特許制度の概要
(ii) 出願書類の書き方
(iii) 拒絶理由の克服
(iv) 電子出願の様式と注意点
(i) 移行句(comprising, consisting of, consisting essentially of, composed ofとその意味)
(ii) single sentenceの書き方(独立分詞構文、wherein clause等)
(iii) 定冠詞、不定冠詞、said
(iv) 単数と複数(PCT和文英訳における単複併記の技法等)
(v) マーカッシュクレーム
(vi) 機能表現(whereby clause等(できるだけ使わない))
(i) 従属クレームの書き方
(ii) theは必ずしも「前記」ではない
(iii) 結果のto不定詞(目的ではない)
(iv) no more thanとnot more thanは同じ意味
4.開講場所
TKP九段下神保町ビジネスセンター 4F会議室
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-4 柳川ビル4F
5.開講日時
2019年1月19日(土)、1月26日(土)、2月2日(土)、16日(土)、23日(土)、3月2日(土)午前10時〜午後1時10分(途中10分休憩)
各3時間、合計18時間
6.講師
特許業務法人谷川国際特許事務所 所長弁理士 谷川 英次郎
大阪大学理学部生物学科卒 元東レ特許翻訳スクール化学・バイオ専門講座講師 日本弁理士会研修所講師(Eラーニング 化学・バイオ分野の英文明細書作成)
7.料金
無料